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Profile

ライター紹介

Writer
原田ちあき
イラストレーター・漫画家・京都芸術大学非常勤講師
誰の心の中にもある、鬱屈とした気持ちをカラフルに描く。

国内外問わず展示やイベントを行い、イラストの枠に収まらずコラボカフェ、アパレルデザイン、映画出演、コラムの執筆、コピーライター、バンドへのゲストボーカルなど活動は多岐にわたる。
誰かに喜んでもらえるなら何でもやりたい。

【連載】
「やはり猫にはかなわない」ソニーミュージック es
「原田ちあきの人生劇場」LINE charmmy
「しぶとい女」大和書房

【著書】
「誰にも見つからずに泣いてる君は優しい」大和書房
「おおげんか」シカク出版
「原田ちあきの挙動不審日記」祥伝社 等

【official】https://cchhiiaakkii8.wixsite.com/chiaki
【blog】http://cchhiiaakkii8.blog.jp
【Instagram】cchhiiaakkii9
【Twitter】@cchhiiaakkii

Column

記事

「夜読む日記」

他人を信頼するということ 子供が来月2歳になる。もう立って歩けるし、「おなかすいた」とか「あしいたい」とか「さんぽいく」とか、簡単な会話なら普通にできるようになった。会話ができて楽になったと同時に、現在息子は絶賛イヤイヤ […]

by 原田ちあき
「夜読む日記」

理解できないものへの向き合い方 ここ最近のインターネットはなんだか息苦しい。スマホやパソコンのお画面を見ていると気分が落ち込むことが多くなってしまい、気づけば小学生時代にパソコンを買い与えてもらってから20ウン年、あんな […]

by 原田ちあき
「夜読む日記」

味噌汁をこぼしても怒らない人 夫と結婚できてよかったなあと思う事が多々ある。なんだ惚気かよ、という出だしではあるが、これはなんとなく私の中では「惚気」とは違うもののように感じている。そして今日もそれを噛み締めた。 私の夫 […]

by 原田ちあき
「夜読む日記」

思い切りイタく 私は過去に戻ってやり直したいことはあるかな?と定期的に想像する。当たり前だが私にもこれまで歩んできた人生があり、一応山もあり、谷もそこそこいっぱいあり。な感じで生きてきた。最悪なことも、選択を失敗したな~ […]

by 原田ちあき
「夜読む日記」

大人なんかいない。でもいい大人になりたい。 私は現在週に2回京都芸術大学で非常勤講師をしている。ひょんなことから依頼を受け、もう5年目になるだろうか。私が生徒たちに教えているのはイラストレーションで、当たり前だがイラスト […]

by 原田ちあき
「夜読む日記」

人の真似はたっぷりする。馴染んでいく。 私は京都芸術大学でイラストレーションの授業を持たせてもらっていて、その授業の中で「自分のこれからやっていきたいと思う表現に近いイラストを模写する」という回を必ず設けている。 私はこ […]

by 原田ちあき
「夜読む日記」

作家をする上で忘れたくないこと コロナ禍に入る前は割と精力的にいろんなイベントをしていた。例えば展示だったりコラボカフェだったり。 それで会場まで足を運んで、来てくれる人たちの顔を見るのが好きだった。 私はイラストレータ […]

by 原田ちあき
「夜読む日記」

少ずつマシになっていく 意外かもしれないが私は家事が好きだ。好きと上手いは別の話だが、とにかく何かにつけて一日中掃除やら洗濯やらをしている。トイレに入ればトイレを磨き、やれ風呂掃除だ洗濯だ収納だと取り敢えず目についたとこ […]

by 原田ちあき
「夜読む日記」

風邪を引いた日の事 私たちは死にたいと思った夜を何度も乗り越えて今ここに立っている。 久々に熱が出た。頭がぼーっとして仕事に手がつかない。今月は確定申告もあるのに不覚だ。気ばかり焦るが仕事ができる状態でもなく、同じく熱を […]

by 原田ちあき
「夜読む日記」

恋ってそんなにしなくちゃいけないのかという問いへの私見 先日、私の画集の発売記念のイベントでトークショーをさせていただくことになった。 そのイベントの中、読者の方が質問をくださるというコーナーがあり、その中に「恋って絶対 […]

by 原田ちあき
「夜読む日記」

嫉妬を手放す 嫉妬するのをやめてみた私は稀代の嫉妬しいである。しいとは関西弁で「〇〇する人」。つまり嫉妬をする人間だ。負けず嫌いともタフとも違う、「嫉妬しい」。 幼い頃から教育上母親によく誰かと比べられて生きてきた。絵が […]

by 原田ちあき
「夜読む日記」

調子に乗らない生き方。 私は私以外の人の事を全員尊敬している。 高校生になって少ししたころ、私は人生で初めてアルバイトというものをすることになった。初めてのバイトはスーパーの品出しで「なんか楽って噂を聞いた」というナメた […]

by 原田ちあき
「夜読む日記」

小学生の頃、私は友達が少なく、また根がかなり暗かったため絵にかいたように浮かない学生生活を送っていた。友達はいるにはいたのだが、まわりでは皆、親友などという特別なポジションを作り、なんだかコソコソ楽しそう。何の話してるの […]

by 原田ちあき
「夜読む日記」

わが家には「とこ」というメスの犬が住んでいる。とこは元保護犬の和犬の雑種で、彼女は人間が大の苦手だ。人間というか、わが家に住んでいる生き物以外の全てが苦手なのだ。家族に対しても少しでも予想と違う動きをすると恐怖のあまり噛 […]

by 原田ちあき
「夜読む日記」

子供って1から10まで何でもかんでも教えてあげなければならない生き物だと思っていた。 過去にもフワッと書いてお気付きの方もいると思うが、私の母は私に対して良くも悪くもかなり過干渉だ。小さい頃は私に付きっきりで、交友関係の […]

by 原田ちあき
「夜読む日記」

私は先月から裏返った洗濯物をひっくり返して畳むことをやめた。 私と夫は両方フリーランスで家事は分担しているつもりなのだが、私の方が汚れや洗濯物が溜まっている等に気づくことが多く、基本“料理を作る”以外の家事をほとんど私が […]

by 原田ちあき
「夜読む日記」

私は人から嫌われることがとても怖かった。だからこそできるだけ波風を立てないように気を使っているつもりで過ごしていたのだが、そういう邪念があればあるほど人間関係って上手くいかない。例えば自分が親切のつもりでしていたことがお […]

by 原田ちあき
「夜読む日記」

子供が生後半年になった。体がしっかりしてきて、目を見ると笑ってくれて、首が座って、寝返りまで打てる。されるがままだった新生児の頃から比べるとかなり人間らしく、何を伝えたいのかもわかりやすくなったように思う。凄いことだ。私 […]

by 原田ちあき
「夜読む日記」

どうにもうまくいかない時ってある。大人になってから「人生って波があるのね~」と実感するタイミングが多々起こるようになった。大体はどうにも立ち行かなくなった時に実感するのだが、私は今がちょっぴりその時かもしれない。別に何か […]

by 原田ちあき
「夜読む日記」

2022年11月、私は人生初めての出産を経験した。破水から始まり、促進剤を使うもなかなか産まれず、結局帝王切開になったりしてクタクタにはなったが、嬉しいことに元気な男の子が生まれた。現在2023年3月、子供は4か月になり […]

by 原田ちあき
「夜読む日記」

私は貯金が好きだ。というか、幼い頃から「お金が手元にないといけない」という焦燥感に常に支配されていた。 この焦燥感は恐らく、幼い頃親に「うちはお金がないから贅沢はできない」と言われていたことが原因だと思われる。親からスー […]

by 原田ちあき
「夜読む日記」

思えば逃げてばかりの人生を過ごしている。 幼少期…は書くと長くなってしまうので、中学時代から話そうと思う。私は当時クラスで2~3番目ぐらいに絵のうまい女だった。それ以外は特にこれといった特徴もなく、運動神経がいいわけでも […]

by 原田ちあき
「夜読む日記」

親になるということについて考える 今年の3月末「なんだか体調が悪いな」と思って検査をしたところ、妊娠していることがわかった。実は私は幼い頃から妊娠についてすごく興味を持っており、「もし機会があれば子供を産んで育ててみたい […]

by 原田ちあき
「夜読む日記」

悪(ワル)になることのススメ 別に滅茶苦茶真面目に生きているわけではないけれど、我々は日々何かをこっそり我慢している。例えば「今月はお金使いすぎちゃったから、がっつり食べたいけど今夜は節約するか~」とか、「甘いものを食べ […]

by 原田ちあき
「夜読む日記」

たまにSNSで自分の名前を検索すると「原田ちあきは不幸そうな絵を描いているのに現実では幸せそうにしていて作品性と矛盾している」という旨の書き込みを目にする事がある。その度に私は毎回「おお!私は今幸せそうに見えているのか! […]

by 原田ちあき
「夜読む日記」

まだ夫と結婚する前、二十代後半に差し掛かった頃の私はとにかく恋に狂っていた。夫に毎日告白し、毎日振られていたのである。朝起きるとメールで告白し、一緒に遊びに行けばその場で告白、寝る前も告白。 日がな一日告白し続け、振られ […]

by 原田ちあき
「夜読む日記」

2020年冬、30歳にして人生で初めて「推しの引退」というものを体験した。私程度の熱量の者が「推し」と表現するのは少しおこがましい気もするが、17歳の高校2年生の時から13年間、その人は間違いなく私の人生における「憧れの […]

by 原田ちあき
「夜読む日記」

コロナ禍になってすぐ、夫の様子がおかしくなった。私はイラストレーター、夫はミュージシャンをしている。我々は2019年に結婚し、一緒に住み始めてすぐに家を半ば強制的に引っ越すことになってしまい、その直後日本にコロナがやって […]

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