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スマホのカメラにできること。 vol.06

「かけがえのない日常をもっとたのしく、もっと見返したくなる1枚に」
このコラムでは普段広告クリエイターとしてデザイン会社で働くS o h が、スマートフォンで思い通りに写真を撮るコツをご紹介。いい写真が何かはむずかしいけど、あらゆる人の写真体験がよいものになりますように、そんな願いを込めたコラムです。

とびきりおいしそうなごはん撮影のコツ

こんにちは、ときどきオンライン会議の背景を焼肉の写真にしてみんなを焼肉気分にさせているSohです。(いつかすごく怒られそう。。。)

友達とおしゃれなカフェに行ったとき、恋人と素敵なディナーのときなど、意外と撮る機会が多いごはんの写真。
記録として撮っているけど、せっかくだったら「おいしい思い出」としてうまく撮りたいですよね。

今日は、ごはんがおいしそうに見える撮影テクニックを紹介します!

食事は、すこし逆光めで。

BEFORE

AFTER

(光の角度が違うだけで、食材がフレッシュに見えてきます

ごはん撮影のテクニックということですが、正直どこでもうまく撮れる万能テクみたいなものは少ないです。(元も子もなくてスミマセン)

でも今日は、
絶対的に大切な光のポイント、ご飯に活用しやすい構図
この2つをお伝えしますね。
簡単に言ってしまうと、ごはんは逆光または反逆光めで撮るとおいしそうに写せます!

BEFOREは完全に順光、ごはんに対して光がまっすぐ当たっている状態です。

ごはん

それに対しAFTERは、



ごはん

こんな感じのイメージです。伝わりますかね・・・?

これなぜかというと、ごはんの手前に影が来るほうが立体感が出るからなんです。そうするとのっぺりせず、光と影のコントラストで質感が伝わったりしておいしそうに見えるんですよね。

なので1つめのポイントは、

食事は少し逆光めで撮ること

です!
ちなみに作例の2枚は、同じ時間同じ場所で撮っています。どうです?結構印象が変わりませんか?

目立たせたい主役を手前にドン!

BEFORE

AFTER

主役が一目でわかりやすい構図です

そしてもう1つのコツ、それが

主役を手前にドンと置く構図

です。
どういうことかというと、
まず主役となるメインの料理を手前におきます。

1,主役となるメインの料理を手前におきます
2,サブとなる別の皿を奥に少し入れます

これだけです!

このテクニック意外とあなどれなくて、わりとどんな料理でもいけるんですよ。

もちろん前述した「反逆光めで撮る」ことはとても大切なんですが、飲食店などどうしても難しいシーンはありますよね。

そんな時はこの構図で乗り切りましょう。

主役の一番うつしたいところにピントを合わせて、いい感じの角度でシャッターを切る。体感的には画面の中をメイン8:サブ2ぐらいで埋めてあげるとよさそうな気がします。

では今日のまとめです!

ごはん撮影でおすすめのテクニックは大きく2つ!

1, 食事はすこし逆光めで撮る
2, 主役を手前にドンと置く構図

あ、よく俯瞰構図ってあるじゃないですか。あの構図って余白のスッキリ感がおしゃれだし、統一感を出しやすいので自分も大好きなんですけど、
正直ぜんぜんおいしそうではないんですよね。

おしゃれだから見ていたいけど、お腹が空くようなおいしそうな魅力はあまり感じません。

そう考えると、今回の構図なんかはかなり食べ物の質感なども伝えられるし、なかなかいい気がします。
やっぱりごはんの写真はおいしそうじゃないと。

とはいえこの話は、写真によってごはんの印象が大きく変わるということでもある。
ということでラストの1枚は、あえてごはん撮影っぽくないドラマチックな感じにしてみました。(ちなみに背景は湯気ではなく生地のシワです)

本日も最後まで読んでくれてありがとうございます!
歳をとって食べられなくなるまでに、世界中のごちそうを心ゆくまで堪能したいですね。
んじゃ、また。

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ライター紹介

Soh Iwasaki
コピーライター、フォトグラファー
1996 年生まれ、転勤族育ち。普段は広告デザイン会社にて、コピーライターとして働く。留学中のフィルムカメラとの出会いを
きっかけに写真にのめりこみ、2020 年より活動を開始。刹那的で繊細な瞬間を残すことを得意としている。2023 年に個展
「LIGHT ECHO」を開催。

【Instagram】:@sohiwasaki
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