スマホのカメラにできること。 vol.02
「かけがえのない日常をもっとたのしく、もっと見返したくなる1枚に」
このコラムでは普段広告クリエイターとしてデザイン会社で働くS o h が、スマートフォンで思い通りに写真を撮るコツをご紹介。いい写真が何かはむずかしいけど、あらゆる人の写真体験がよいものになりますように、そんな願いを込めたコラムです。
夏空にぴったりな夕焼け撮影テクニック
こんにちは、夕焼けの時間になったら全ての労働者は仕事の手を止めて空を眺める「夕焼けおつかれタイム」を作りたいsohです。
夏の雲はもくもくしていて密度も大きさも形もさまざま。さらに日が長い季節だからとにかく空を眺めるのがおもしろいし、一番お手軽な絶景な気がします。
ということで今日シェアする撮り方は、うつくしい夏の夕焼けにぴったりな「明るさ調整テクニック」です。
「夕焼けがいちばん映える」明るさにする
SHOOT
FINAL
最近のスマホのカメラ機能はとても優秀で、撮りたい被写体がきれいに映るように明るさを自動で調節してくれています。
でも、夕焼けのような「極端に明るい」「極端に暗い」ところが両方あるシチュエーションだとどっちの明るさに合わせたらいいんだー!!!
って感じでどこに合わせたらいいのかカメラが迷うことがあるんですよね。
そんなシーンで使いたいのが今回のテクニック。
まず綺麗な夕焼けを見つけてフレームに入れたら、「空の一番きれいに見せたいところ」をタップしてピントを合わせます。そして小さな四角が出てきたら少しずつ下にスライド、ここで明るさを調節します。
今回は「うつくしく焼けた空と雲」を撮りたいので
・空の彩度を高くみせたい
・下の町をシルエットにしたい
ということは、少し暗くすればいいはず!
明るさを調節して自分好みの色のところでシャッターを切れば、wonderful!
思わず誰かに見せたくなっちゃう夕焼け写真が撮れますよ。
ポイントをまとめるとこんな感じ
1, 夕焼け空をタップしてピント合わせる
2, スライダーを動かして空の明るさに合わせる
結構シンプルだけど、なんか空の色がちがうんだよなぁとか、もっと地上を暗く写したい!ってときにオススメです。
それにしても最近の空はすごいですね。ちなみに自分は、日中は暑すぎて元気がないけど、涼しくなりだす夕方ごろからみなぎってくるタイプです。夕暮れどきのお散歩ラブ。
夕焼けの光で雲をとる
SHOOT
FINAL
落ちていく日はやっぱり王道で美しいんですが、時間が経つごとに反対側の空に見えてくる月も味があるんですよね。明るい空に月があるのがたまりません。
今回は作例がありませんが、じつは夕焼けと同じテクニックで朝焼けも撮れちゃいます。ちなみに、朝のほうが夕方よりもやわらかい光なんです。だから優しい雰囲気で人を撮る、なんて時には朝の時間帯に撮ることが多いです。
まぁでも、空の焼け具合だけでいえば夕方のほうが好きだな。光が強くて派手なぶん、雲がピンクになったりして異世界に来た気分になれるんですよね。
あの時間だけは、「地球のいいところを見ちゃった」みたいなちょっと得した気持ちになります。
今回の最後の1枚は、シルエットを使って友人を撮ってみました。彼はつい先日ツイストパーマをかけたらしく、スパイキーで動きのある髪型が印象的。
綺麗な夕雨焼けながら、髪のシルエットがくっきりでおもしろいです。ちなみに編集の段階でコントラストをすこし上げると、シルエット感をさらに強調できますよ。
本日も最後まで読んでくれてありがとうございます!
日本だけじゃなくて、いつか世界中の夕焼けがみてみたいですね。
んじゃ、また。