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スマホのカメラにできること。 vol.08

「かけがえのない日常をもっとたのしく、もっと見返したくなる1枚に」
このコラムでは普段広告クリエイターとしてデザイン会社で働くS o h が、スマートフォンで思い通りに写真を撮るコツをご紹介。いい写真が何かはむずかしいけど、あらゆる人の写真体験がよいものになりますように、そんな願いを込めたコラムです。

失敗写真すらいとおしくなるエモい加工

新年あけましておめでとうございます。2024年のスタートはいかがでしょうか。周りの流行どおりに、しっかりと喉風邪をひいてしまったSohです。ここはスタートダッシュで免疫抗体をゲットできたとポジティブに考えましょう。みなさま温かいものを食べて、楽しく過ごしましょうね。

さて、本日は「エモい加工」ということで、かなり言い切ったタイトルですが、もちろん写真はエモければいいというものではないです。
いろんな表現があり、味わい深いものですし、そもそも論「エモい」って一体なんなのよ?という話になってしまいます。
(最近なんでもエモいと表現する風潮、ちょっと苦手ではあります。)

し、か、し

思い出感をより強調してくれるエモーショナルな写真が大好きなのもまた事実。
そこで今回は、いわゆるフィルムっぽい、写るんですっぽい写真を撮るコツをご紹介します。

 

フラッシュ×フィルム風加工

BEFORE

AFTER

(個人的にはフラッシュ大好きです

前回はフラッシュのコツについてご紹介しました。フラッシュをオンにするとカタい光で印象的な写真が撮れるというものですね。

今回もそのテクニックを使って、
スマホのカメラアプリで「フラッシュ」をオンにしながら撮ってみましょう。
反射物とか、ただ道を歩いている友人とか。加工した時の衝撃が大きいのは意外と失敗してる写真かもしれません。

自動でフラッシュしながら撮っていた昔の写真とかで加工し直すのもおもしろそうだな〜。みんな、カメラロールをスクロールだ!昔の思い出をいまの気分で更新するんだ!

はい、次は選んだ写真に加工アプリでフィルターをかけていきますよ〜。 この加工が今回の大きなポイントです。

加工アプリでフィルム風フィルターオン! 

PHOTO

PHOTO

FLASH×フィルム風フィルター=鉄板

まずは写真加工のアプリをダウンロードしましょう!フィルム風の加工ができるアプリはたくさん出ていると思うのでお好きなものをチョイス。
(自分はDazzカメラRNI filmsというアプリを使っています)

あとは先ほど選んだフラッシュONの写真たちにフィルターをかけてしまえば、あっという間にエモい写真のできあがり!

失敗している1枚こそ意外にも好きになったり、編集前とは印象が全く変わったり、色やトーンは世界観づくりに重要なことがわかりますねぇ。

もちろん自分で研究して、編集して、エモい写真を表現したい!って方は自分だけのエモい色味をめざしちゃってください。すばらしい修羅の道の幕開けです。

おそらく「そこまではええわ。」というあなたには私のうんちくをどうぞ。フィルム風加工のポイントは、おそらくコントラストを上げるです。これはインスタントカメラが夜には黒が潰れ、強い光は白が飛んでしまうほど快調に強くなかったから。フラッシュを炊けば暗所が苦手なチープカメラ表現に近づけることができます。
まぁそれを1発でやってくれるのがフィルターなんですよね。
あ〜まったく便利な世の中です。すごいよほんと。

では今日のまとめです!
失敗写真もいとおしくなるエモい写真のコツは、

1,フラッシュをONにした写真を用意
2,フィルム風加工アプリで現像する

知っている方も多い方法かもしれませんが、今回見たことをきっかけに最近の思い出を加工してみましょう。半年前とか、1年前とかでもいいです。

写真ってそもそも「瞬間を残すモノ」なので、じつはすでにエモいんです。刹那的な思い出を形にするという究極のエモーショナル装置なんですよね。
だからなんでもかんでもエモ加工するとちょっとくどい、という意見をネットで見かけました。

全くもって同意なSohです。エモ写真はマヨネーズみたいにジャンクなところがあるのでかけすぎ注意。だしみたいな味わい深い写真の魅力もわかる自分でいたいですからね。
みなさんも自分の感性、大事にしていきましょうね!(誰なんだこの人)

本日も最後まで読んでくれてありがとうございます!
エモーショナルは、いつも記憶のなかにある。
じゃ、また。

 

Created with RNI Films app. Profile ‘Agfa Optima 200 v.2’

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ライター紹介

Soh Iwasaki
コピーライター、フォトグラファー
1996 年生まれ、転勤族育ち。普段は広告デザイン会社にて、コピーライターとして働く。留学中のフィルムカメラとの出会いを
きっかけに写真にのめりこみ、2020 年より活動を開始。刹那的で繊細な瞬間を残すことを得意としている。2023 年に個展
「LIGHT ECHO」を開催。

【Instagram】:@sohiwasaki
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