スマホのカメラにできること。 vol.05
「かけがえのない日常をもっとたのしく、もっと見返したくなる1枚に」
このコラムでは普段広告クリエイターとしてデザイン会社で働くS o h が、スマートフォンで思い通りに写真を撮るコツをご紹介。いい写真が何かはむずかしいけど、あらゆる人の写真体験がよいものになりますように、そんな願いを込めたコラムです。
絶景にぴったりな構図テクニック!
こんにちは、絶景っていったいどこからどこまでのことを言えるんだろう?夕暮れ、砂浜、神々しい神社・・・うーんなんとなく差はありそうな気がする。。そんなことを時々考えるSohです。
まぁ絶景がなにかはひとまず置いておきまして、目の前に広がるうつくしい景色を撮ろうと思ったとき、「景色はいいのに撮るのがむずかしいなぁ」なんて感じたことはありませんか。
そこでいきてくるのが「構図」です。
なんとなくハードルが高いと思うかもしれませんが、意外とカンタン!
今日は絶景にぴったりなテクニックを紹介します!
グリッド線で画面を3つに割る
BEFORE
AFTER
(グリッド線は、景色だと特に心強い味方です!)
「構図」は使えば必ずよくなるとも限りませんし、写真はそんなに単純でないところもありますが、今回はややこしくせずできる限りシンプルに書きますね。
まずはスマホの設定から「グリッド線」を追加しましょう!そうです、BEFORE写真に写っているストラックアウトみたいな線のことです。
これを追加するとタテ・ヨコに3つずつに分ける線が入ります。この3分の1の線に合わせて、水平線を合わせるというものが今回のポイントである「3分割構図」です。
意識せず撮ると、水平線が真ん中になっていたり、斜めになっていたりするんですよね。そこを3分の1のところで合わせる。するとバランスがよくなって、何を伝えたいのかがわかりやすくなるんですよ。
今回で言うと夜景がありつつの夕暮れを見せたかったので、下のグリッド線に合わせて空の面積を多めに。
空の広がりある感じが伝わる1枚になったかなと思います。
1,グリッド線を設定から追加する
2,水平線を3分の1の線に合わせる
ね?思ったよりシンプルじゃありませんか?
さ、次の作例も見てみましょう!
水平垂直、景色のキホンはピシッとまっすぐ!
BEFORE
AFTER
(夜景をメインに、ダイナミックに!)
3分割構図のお話をしましたが、景色の写真には大きなポイントがもう1つあります。それは「水平垂直」を意識すること。
もちろん斜めの写真がわるい、というわけではありません。意図的に撮っていればノープロブレムです!
でも基本的には水平垂直を守っていると、美しいバランスになると思います。
ほら、僕らが頭を傾けても景色はべつに斜めになったりはしませんよね。カメラというのは人の目をマネして作られたもの。
そう考えると、なんとなくまっすぐのほうがしっくりくる気がします。うん。(しっくりきた)
水平垂直を守りつつ、3分割構図で夜景を強調したのがAFTER写真になります。
これ、名古屋の都心部なんですがなかなか綺麗ですよね〜。
田舎に行かなくてもこの夜景。やっぱり見晴らしがいいところってそれだけで素晴らしいですね。
では今日のまとめです!
絶景でおすすめのテクニックは大きく2つ!
1,グリッド線で3分の1のところを水平線と合わせる(3分割構図)
2,景色のキホンは、水平垂直!
海で見る夕焼けでも、タワーから見る夜景でも、歴史ある建築物でも。
画面の中をうまく3つに分けてバランスよく配置すればいい感じに撮れますよ。
最後は会社の先輩を夕焼けバックでパシャリ。ここでは「3分割構図」×「日の丸構図」という2つの構図をかけあわせています。
いい景色で人を撮る時にはぜひマネしてみてくださいね。
本日も最後まで読んでくれてありがとうございます!
うつくしい景色は星の数ほどあるはず。世界中の絶景を見て心がすっきりする人生を送りたいものですな。 んじゃ、また。