今夜ちょっと聴きたいプレイリスト
音楽クリエイター、ヒャダインが毎月テーマに決めて選曲&解説。
セットリストによるマジックで新たな魅力を発見、「好き」が広がる。
今日の羽休めに。明日の話題に。そんなプレイリストをご紹介。
「 ありがとう、そしてさようならのプレイリスト」
早いものでこちらでのプレイリスト連載が最終回を迎えました。毎回色々なお題にたいしてあれこれと注釈をつけながら曲を選ぶのはとても楽しかったです。みなさまの生活に少しでも入り込むことができていたならこんな嬉しいことはありません。今回ですが最終回ということで感謝そしてお別れの曲をピックアップしてみました。考えるだけで色々あるものですねお別れ曲。湿っぽくお別れするのではなくて比較的明るい曲も多いなあというイメージです。永遠のお別れだったとしてもきっと虹の向こうでいつか逢える日は来るはずですし明るくさよならです!今まで読んでくださった方、ありがとうございました!
【解説】
1. さよならイエスタデイ/TUBE
私が人生で2番目に買ったCDシングル。(ちなみに1番目は杏里さんで、2番めは槇原敬之さんのどんなときも。と同時に買いました)ラテンテイストのせつない曲で逆に「日本の別離」て感じがします。
2. 花水木/槇原敬之
一青窈さんの名曲ではなくてマッキーのオリジナルです。カップルの最後の日を丁寧に描いているんですが、いまだに聴くたびに胸が苦しくなります。花束みたいな恋の結末。
3. My Graduation/SPEED
花の中で4人が円になって歌っていたMVが印象的な卒業ソング。サビの歌詞の「今日が私のMy」という二重所有格がグっときますねえ。
4. 奏/スキマスイッチ
こんなにいい曲って他にあるんですか、というくらいいい曲。映像喚起力も抜群ですし、後半に行くにしたがいどんどん深みを増す切なさがたまらんですね。サビまでの到達時間の短さも最高!
5. 秋の気配/オフコース
春だって言ってんのに秋の曲選んでしまいました。ていうのも、このサビの歌詞が秀逸で「自分の心が相手から離れていく」という酷い男の自白って後にも先にもない気がする。素晴らしい。
6. 桜、いってきます/あいかビンギラ小西陸斗featおは朝バンド
私が大阪の情報番組用に書いた曲なんですがとても気に入っています。出ていく側、そして見送る側の両方から描いてみました。合唱用の譜面もあるんでよければ歌ってね
7. FACE/globe
これも別れの曲ですよね。顔を寄せ合い慰めあったら、という表現が大人になってから刺さりますね。TKサウンドは今聴くとわかることが多くていいもんですね。
8. 別れの朝/ペドロ&カプリシャス
ド頭から別れの表現が美しい楽曲です。劇的で大仰な演奏とメロディがフランス映画のような耽美さでうっとりしてしまいます。昭和歌謡のいいとこ取りみたいな曲です。
9. 陽のあたる大通り/PIZZICATO FIVE
とても明るくそして切なくお別れができる曲です。最後の「バイバイ」の連呼は腕がもぎれるくらい手を振ってさよならしたいものです。節目のたびに聴く曲です。
10.また逢う日まで/尾崎紀世彦
最後はこの曲。イントロのリフからしてかっこいいですよねー。歌唱力おばけの尾崎紀世彦さんのポテンシャルを最大に活かしたメロディで別れを肯定してくれる素敵な曲でお別れです!またね!