今夜ちょっと聴きたいプレイリスト
音楽クリエイター、ヒャダインが毎月テーマに決めて選曲&解説。
セットリストによるマジックで新たな魅力を発見、「好き」が広がる。
今日の羽休めに。明日の話題に。そんなプレイリストをご紹介。
「車って最高!車曲プレイリスト」
ドライブの季節です!私、運転は得意な方ではないですがドライブ大好きです。バックと駐車さえなければ!特に秋は紅葉を駆け抜けていくのが本当に楽しい。窓を開けてエアコン切って音楽聴きながら山へ向かうのは生きている喜びすら感じます。今回、ドライブソング、というか「自動車」が印象的な楽曲を選びました。若者の自動車離れ、なんて言われていますがいやいや、みんな車が好きですよ。行楽地に行くとレンタカーで溢れてますもん。もっと所有するハードルが下がればいいんですけどね。私も愛車テスラ3年目。今年車検です。もう愛着半端ないです。それこそ歌にしたいくらい。今回選んだ曲は自動車そのものを歌った曲から自動車内での出来事だったり。これを聴いたらさあ、シェアカーの予約しようぜ!
【解説】
1. G.T./クレイジーケンバンド
一曲目はこれしかないでしょう!グランツーリスモ。GT。自動車大好きな横山剣さんが歌う自動車讃歌ですねえ。大声で「GT!」と叫びながらドライブしたらイイネ!イイネ!イイネ!
2. Get Wild/ TM NETWORK
初っ端から描かれる自動車の描写が繊細かつ鋭敏で最高!アスファルトとタイヤが冒頭から出てくる曲は古今東西これだけではないでしょうか。イントロで冴羽獠気取りで窓から手を出して運転するの、めっちゃ楽しいですよ。
3. ガラスのPALM TREE/杉山清貴&オメガトライブ
車、といえばオメガトライブでしょう!これも初っ端から車の描写が美しいです。ヘッドライトがためらいを切り裂くんですよ!タイヤはアスファルトを切りつけ、ヘッドライトはためらいを切り裂く。80sバンザイ!
4. プレイバックpart2/山口百恵
「真っ赤なポルシェ」を「真っ赤な車」に変えて公共放送で歌われたのは有名な話。真っ赤なポルシェに乗った勝ち気な女がイラついているという最高な楽曲です。車という小道具が効きまくっている一曲です。
5. No Scrubs/TLC
「友達の車の助手席から口説いてくる男、まじ無理」という、ギャルマインドあふれる楽曲。かっこいい小道具として使われがちな自動車をダサく味付けしたTLCの革新性、今でもかっこいいですねえ。
6. oh-darling/convertible
観月ありささんがいきなり結成した謎のユニット「コンバーチブル」。ボーカルの観月ありささんと、謎のダンサー。ユニット名がすなわち「オープンカー」ってことですねえ。二人の派手なイメージとぴったり。ルーフ開けた車乗る時はマストで聴きたいです。
7. サーキットの娘/PUFFY
PUFFYの再評価が止まらない昨今ですね。何を今更。PUFFYはいつだって最高なんですよ。この楽曲の元ネタは「サーキットの狼」ですがそんなのどうだっていい素晴らしいサーキットソングです。
8. キミと中古車とラジオショウ/ヒャダイン
忘れてた。私も自動車ソング作ってた。なんなら歌ってたわ。ラジオを聴きながら都会の高速道路を駆け抜ける気持ちよさを歌にパッキングしたんですけどいかがでしょう。気に入っている曲です。
9. 中央フリーウェイ/荒井由実
中央道を通る時いつも聴いちゃいますねえ。現実っていうのは歌に描かれているようなオシャレな世界線ではなかったんですがいつかあっちの世界に行ければいいですよねえ。
10. 花水木/槇原敬之
泣いちゃいますねえ。これも自動車が小道具として非常に効果的に使われている楽曲です。最後のデートも線路沿いの空き地でハザード出して待ってくれているわけです。槇原敬之さんの楽曲は他にもフロントガラスが雨粒を赤信号がルビーに変える「2つの願い」も自動車ですねえ。最高。