
回復力が高まる休養の取り方 〜3種類・7タイプの休養法〜

「慢性的に疲れている…」と感じていませんか? 体調が優れなくても少し無理をすれば大丈夫など休むことに罪悪感を感じていたり、会社の古い体制や空気感から体調が悪くても休めない、有給が取りづらい、休日は家事に追われてしまったり、特に何もせず寝て終わっていませんか? 今回は、回復力が高まる休養の取り方についてご紹介します。
■日本人の疲れが取れない理由
1980年代までは肉体労働が主流でしたが、1990年代以降は情報処理を中心とした頭脳労働が中心となり、近年は端末やアプリケーションの増加、オンラインの加速によって、さまざまなタスクを同時進行させたり、スケジュールを詰める、移動中なども映像を見たり音楽を聞くなど情報量が多くなっています。
その結果、仕事が終わってからも興奮や緊張状態が続くライフスタイルとなっていることが現代人の疲れが取れないの原因の一つです。
休養といえば「何もしない」「寝ること」「どこかに出かける」と捉えている人も多いですが、実は休養の取り方を間違っているという場合も。
3種類・7タイプの休養

種類1.生理的休養(身体の疲労回復)
肉体的な疲れや不調を癒すための休養のこと。
タイプ1.身体的
睡眠、仮眠、入浴、マッサージ、ストレッチ、栄養補給などによって疲れた体をリラックスさせたり癒すことです。
タイプ2. 感覚的
デジタルデトックスや静かな環境に身を置くなど、光・音・スマホ・PCなどの刺激からの解放することです。
種類2.心理的休養(心のストレス回復)
メンタル面の疲労や思考の過負荷をリセットする休養のこと。
タイプ3. 精神的
意識的にぼーっとしたり、何もしない時間を作る、瞑想、深呼吸、日記をつけるなどでマルチタスクや考えすぎなど過剰な脳の働きを休止させることです。
タイプ4. 感情的
無理に「いい人」や「完璧」を演じず、本音を出せる人間関係や安心して弱音を吐ける環境を作ることです。
種類3.社会的休養(人間関係・所属意識)
孤独感の解消、人とのつながりによる癒しや安定感のこと。
タイプ5. 社会的
家族など気を使わずにいられる人との交流、逆に一人になる時間を作るなど「付き合いすぎ」から離れることも大切です。
タイプ6. 創造的
創作活動やアート、自然、音楽などからインスピレーションを受けて心を癒すことです。
タイプ7. 環境的
部屋の片付け、職場のデスク周りの片付け、自然の中に行くなど「空間」の質を整えることです。
その時々によって生理的休養、心理的休養、社会的休養のいずれが必要かは変わります。自分の身体や心に寄り添って今どういった休養が必要かに合った休養法を取り入れてみると回復度合いが変化するはずですので、ぜひ参考にしてみてください。