
乳液とクリームって両方使うべき? 違いと使い分けのポイント

乳液とクリームは化粧水や美容液などの水分の蒸発を防ぐものです。
「両方使いしなければいけないの?」「どちらかだけで良いの?」と感じたり「どちらかしか使っていない」という人もいるのではないでしょうか。
今回はエステティシャンの筆者が乳液とクリームの違いと使い分けのポイントについてお教えします。
■乳液とクリームの違いについて
乳液とクリームには“化粧水や美容液で肌に与えた水分やうるおいを蒸発させないように蓋をする”という役割があります。
化粧水や美容液でうるおいを与えるだけだと蒸発し保湿効果が失われ乾燥を繰り返してしまうため、油分の入った乳液やクリームを重ねることが大切です。

乳液とクリームの目的や役割は同じですが、含まれる水分や油分が異なります。
乳液は水分が多めで保湿をしながら肌を柔らかくする働きがあり、比較的さっぱりとした使用感です。
クリームは油分が多めで肌になじませた水分に蓋をするラップのような働きがあり、比較的しっとりとした使用感です。
■両方使いした方が良い? どちらかだけでも良い?
保湿力だけで考えると、油分の多いクリームの方が保湿効果は高いですが、肌の質感は人それぞれであり、季節や体調によってコンディションは変化するため、その時によって使い分けるのがおすすめです。
・乾燥肌や敏感肌の場合は乳液とクリームの両方をなじませて保湿効果を高める
・混合肌で春夏は皮脂テカリが気になる場合は乳液のみにして軽やかに仕上げる
・混合肌で秋冬の乾燥シーズンは乳液とクリームをなじませて保湿効果を高める
・生理前後や季節の変わり目の肌不調を感じる時は乳液をたっぷりとなじませてゆらぎを予防する
・年齢を重ねるごとに乾燥しやすくなるので30代以上は乳液とクリームをなじませて保湿効果を高める
朝のスキンケア後、すぐにメイクをおこなうと乳液やクリームの油分とベースメイクの油分がぶつかり、ムラや崩れの原因となります。
・スキンケア後、ティッシュを一枚広げ、余分な油分をおさえる
・皮脂テカリが気になる場合は夜は使い分けをし、朝は乳液だけにする
などと肌状態や季節に応じて使い分けましょう。
いかがだったでしょうか? 乳液とクリームの違いがわかっていなかった、どちらも必要なのかと疑問だった、どちらかしか使っていなかったという人は参考にしてみてください。