4月、5月は意識して! 紫外線対策と肌荒れ対策のポイント
気温が低く乾燥した冬から、気温が高まり日差しが強くなる春夏へと移行します。
冬の乾燥してうるおいが低下した肌のまま、春の紫外線を浴びる、花粉、大気汚染物質が付着すると乾燥がひどくなる、ガサつき、ヒリつきなどの肌荒れ、かゆみ、日焼けによる将来のシミやシワを招きます。
今回は4月、5月に意識してほしいことやポイントについてエステティシャンの筆者がお教えします。
■カサつき、ガサつきなど乾燥っぽさを感じる時
肌にうるおいがなく、カサつき、粉っぽさや皮がめくれてガサつきを感じる時は、水(化粧水、シートマスク)の量を見直しましょう。
“化粧水を手に取りパパッとつけているだけ、一回だけしかつけていない”なんてことはありませんか? 冬の乾燥肌のまま、スキンケアによる水分不足が続くと肌不調を招きやすくなります。
【ポイント】
“化粧水を手に取り、顔全体に優しく広げ、手のひらでおさえる” を2回、3回繰り返しましょう。
化粧水をなじませたあとシートマスクを重ねるとさらにうるおいが高まります。
乾燥が気になる時はセラミド、アミノ酸、ヒアルロン酸、コラーゲンなどの保湿成分が配合された化粧水やシートマスク、美容液を使うのがおすすめです。
■ひどい肌荒れ、化粧水をつけるとヒリヒリする時
化粧水をつけるとヒリつきを感じる、角質がめくれるようなひどい肌荒れの時は極度に乾燥していてバリア機能が低下しています。
【ポイント】
“洗顔後、乳液を手に取り、顔全体に広げ、手のひらの温度でなじませる” とバリア機能を落ち着かせ、ヒリつきをやわらげます。
乳液をなじませたあと、化粧水、シートマスク、乳液、クリームを重ねましょう。
肌荒れやヒリつきを感じる時はアルコール成分の入っていないスキンケアを使う、セラミド、アミノ酸などの保湿成分が配合されているもの、ミルク系のクレンジング、化粧水を選ぶのもおすすめです。
■PA+++以上の日焼け止めを塗ること
私たちが日頃浴びている紫外線は2種類(UVAとUVB)あります。春はUVAが高く、じんわり日焼けすることが特徴で、夏はUVBが高く、真っ赤に日焼けすることが特徴です。
日焼け止めや化粧下地にSPF数字、PA+値が書かれていますが、SPF数字はUVBに対して、PA+値はUVAに対しての防御力を示します。
【ポイント】
春の日差し、日常生活ではUVAを浴びることが多いのでPA値が高いもの、ドライブ、レジャー、行楽地へのお出かけ時はSPF数値の高いものを選びましょう。
日焼け止めは2〜3時間に一回塗り直すことで紫外線予防ができ、花粉や大気汚染の付着も防ぎます。
いかがだったでしょうか。 春になると肌荒れする人、肌荒れしてしまったなんとかしたい、いつの間にか日焼けしていたなどとならないために、スキンケアや日焼け止めの選び方、使い方を取り入れてみてください。