
ちょっと気楽になった夜
お悩み相談の痛快なアドバイスが人気。
人生の格言で多くの人の心を動かすDJあおいが
あなたの夜をちょっと気楽にします。
週末バーンアウト
一日千秋の思いで待ちに待った休日。
買い物に行こうか、遊びに行こうか、美味しいものでも食べに行こうか。
様々な計画を立ててみたものの、いざ当日の朝に目覚めれば無気力に苛まれあえなく二度寝。
お昼過ぎに二回目の起床を果たすも無気力は治らず、空いた腹に買い置きのカップ麺を詰め込むだけで精一杯。
思考停止でスマホを眺めていれば、窓の外はもう陽が傾きはじめ、瞬く間に夜が訪れる。
『今日は一体何の時間だったんだろう…』と茫然自失。
そしてちょっとした時差ボケを起こして夜更かしをしてしまい、翌日の仕事のパフォーマンスを落とすという悪循環。
誰もが一度は経験したことがあるであろう『休日あるある』なのですが、これは『週末バーンアウト』という軽い燃え尽き症候群が原因で、放っておくとリアルガチな燃え尽き症候群となり社会的な屍になってしまうので早期の改善が必要ですね。
平日の仕事では納期や責任感によりアドレナリン等のエネルギーが分泌され活動が維持されるのですが、休日になるとその刺激が急激に減少して身体が『過剰休息モード』に移行します。
これが軽いバーンアウト状態を引き起こし、何もやる気が起きない無気力感を助長するんですよね。
そこに睡眠負債が乗っかるともう大変。
例えば、平日に毎日6時間しか寝ていない人は、本来8時間必要な場合、1日2時間の負債を抱えることになる。
週5日続けば10時間の負債となり、休日になると体がこの不足を取り戻そうとする
これが長時間睡眠(10~12時間以上)を引き起こし、バーンアウト状態と相まって無気力という底無しの欲求が増幅されてしまうということです。
これでは夜にリラックスするどころか憂鬱に苛まれて情緒がぶっ壊れますからね
『休日が楽しくない』と感じたら早めの対策が必要になります。
休日を楽しむためには『休日の過ごし方』がクローズアップされがちなのですが、実は『平日の生活習慣の見直し』の方が重要で即効性もあります。
まずは睡眠負債を減らすために就寝時間の前倒しをして、せめて7時間の睡眠は毎日摂るように心掛けてください。
そして働き方は真面目になり過ぎず、かといって無責任になり過ぎず、アドレナリンの過剰分泌は避けるように最低限の精神的負荷に抑えてください。
夕飯も遅くならないように、就寝時間の3時間前を目安に栄養バランスの取れた食事を『腹八分目』に抑えて食べましょう。
そしてお酒は睡眠の質を下げてしまうので『睡眠導入の儀式』からは外してください。
『仕事のために早く寝よう』と思うとなかなか乗り気にはなれないですが、『最高の週末のために早く寝よう』と心掛ければモチベーションも上がるはず。
その生活習慣が身に付けば休日をアクティブに楽しむことができ、みんなの大好きな『充実』を感じることができるはずです。
そうすれば明日の仕事を憂鬱に思うこともなく、リラックスした心地の良い夜になると思いますよ。
