韓国のスキンケアコスメや美容施術が人気な理由を深掘りしてみた!
近年は近隣の韓国、台湾、中国、タイなどのスキンケアやコスメ、美容施術の人気が高まっていますよね。改めてなぜこんなに人気なのかエステティシャンの筆者が深掘りしてみました。
■SNSやネット配信によって近隣国の情報を目にする機会が増えた
2000年代前半に韓国ドラマをきっかけに韓流ブームが到来しました。 整った顔やスタイルの俳優、日本にはないストーリー展開などから韓流にハマる人が増えました。
2010年頃からK-POP音楽やアーティストを見聞きする機会が増え、日本のアーティストやアイドルとはまた違った可愛さ、綺麗さ、スタイル、曲調、世界観などが注目され、若年層に人気が高まりました。 さらにこの頃はLCC飛行機で韓国や台湾に格安で行けるようになったことからカルチャーやグルメ、ファッションを取り入れる人も増えました。
2010年後半からSNSが一気に急成長し世界中の風景、カルチャー、グルメ、ファッションをよりディープにリアルに目にすることが増え、シェアや拡散によって幅広い人に認知されるようになりました。さらにネット配信が普及し、海外ドラマや映画を見る機会も増えました。
近年のSNSやネット配信によって近隣アジアのきれいな俳優やアーティストを目にする機会が増え「この人は何を使っているんだろう」「どんなケアをしてるのだろう」「日本にはない目新しいデザインや成分を見聞きし、使ってみたい」と感じる人が増えています。
■美容大国と言われる韓国美容
ここ数年の外出自粛をきっかけに「人に会う機会が少ないうちに歯列矯正をした」「美容施術をした」という人も増え、外出制限が解除されてからは「韓国へ美容施術を受けに行く」という人も増えています。
韓国には街中にたくさん美容クリニックがあり、美容施術をしたことを隠さない人も多いです。 日本でも美容クリニックやサロンがたくさんありますが、比較的美容施術していることを言わない人も多いです。
韓国は美容感度が高いからこそ激戦区となり、次から次へとメニューが登場し日本よりも格安になっていたり、日本人向けに美容ツアーが展開されています。
こういった「SNSなどで近隣国の情報を知る機会が増えた」「日本でも美容施術に対してオープンになってきた」などの時代背景から近隣国の美容に注目が高まっていると思います。
■日本の技術も負けてはいない
こういった韓国美容ブームから「日本の美容は遅れているのでは…」と思っている人も多いと思いますが意外と負けていません。
確かに美容施術では日本よりも韓国の方がメニューが多い印象ですが、日本でも取り入れているクリニックやサロンもあり、実はメニュー名が違うだけで内容は似ているということもあります。
スキンケアやコスメはひと昔前までは “安かろう悪かろう” というイメージがあったと思いますが、容器やパッケージはシンプルにしてコスト面を抑え、内容成分や効果、製造技術にこだわっているところも増えているので安くても良いものが増えています。
日本の技術面やサービスのていねいさやホスピタリティは優秀だと思います。
長年感じているコンプレックスが軽減されるのであれば美容施術を受けることは一つの選択肢だと思いますし、モチベーションが上がるパッケージに惹かれる、並べたくなる、欲しくなる気持ちも共感できます。
美容に限らずですが、流行っているから、皆んながしているからという理由で施術を受けたり購入すると「こんなはずじゃなかったのに…」「結局一時的なものだった…」となることもあるので、しっかり下調べや確認をしてから取り入れてみてください。